F30号の大作を描き上げて自信をつけ、
制作へのモチベーションは上昇中。
勢いに乗って、今度は「背景までがっつり描き込みたい」
と思うようになっていました。
これまであくまでも「猫」を描くことにこだわっていましたが、
前作で多少背景にも力を入れたことにより、
「猫がいる空間」の制作に挑戦したいと思っていました。
そこで、再び写真選びを開始。
撮りためた数百枚の写真の中から、
背景込みで見栄えの良い構図を探し回りました。
そこで発見したのが今回の構図です。
モデルはアメリカンショートヘアーのケニー君。
まだ子猫で、猫用ベッドでくつろぐ姿から
「寛ぐ」というタイトルを付けました。
撮影した時間帯が夕暮れ時だったのかもしれません。
全体的に赤みを帯び、暖色を中心とした華やかな色合いにまとまりました。
猫の毛並みやベッドのフワフワ感、全体のコントラストや遠近感など、
ここまでの作品の中ではトップ3に入る出来ばえだと思います。
現在でもお気に入りの作品で、このブログのサムネ画像にも採用しています。
描きたいテーマと完成予想図が明確になっていたため、
下描きからスラスラと進行しました。
F8号の小作品とは言え、約2か月(12時間程度)の短時間で
完成まで至ったと思います。
自身の成長も実感することができて、
非常に充実した絵描きライフを送れていた時期でした。
猫画家への歩み⑧

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