前回に続き、
「猫がいる空間」へのチャレンジです。
今回描いたのは、アメリカンカールのシンバくん。
真っ白い毛並みと青色の瞳が印象的な美男子です。
(2013年3月制作)
サイズはF10号(縦530mm×横455mm)。
今までの中ではやや大きめの作品で、
背景の面積も広いため、
制作には普段より若干時間がかかりました。
テーマカラーは「青」。
カーペットの色と瞳の色に使用した青色を
猫の影部分にも使用し、
全体的に統一感を出すことを意識しました。
結果的に立体感や空気感を出すことには成功したと思います。
しかし、今回は肝心の猫様の正確さに疑問が残りました。
はっきり言って「サイズ感が間違っている」のではないかと…。
頭が異様に大きく、体全体がアンバランスに見えます。
子供の体に大人の頭をくっつけたような違和感がぬぐえません。
さらに、背景の描写がいまひとつです。
カーペットのガサガサとした触感を出そうと努力はしていますが、
描写がやや雑でいまいち意図が伝わってきません。
こういった質感表現は今でも苦手で、
長年の課題の一つです。
立体感や立体感、空気感といった課題は
ある程度達成できていると思うので、
新たに見えてきた課題を次の制作につなげていこうと決意していました。
猫画家への歩み⑨

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